4月3日(金曜日) 部活動は、趣味活動なんだからね……

  • 2015.04.03 Friday
  • 22:23


部活動顧問を強制あるいは、義務化されているなんてことは、実際、信じられないし、馬鹿げている。教育論を語るまでもなく、部活動は子どもも先生も「自由選択」以外ではないと考えている。

 

私はいちおう体育会系を自称している(愛知教育大体育科出身だからね)が、部活については、若いころから『部活は、暇な教員が、暇な子どもと、公的施設を遠慮しながら使ってやる趣味活動である』と主張してきた。公的施設は学校のこと。


職員会でも常に、そう言ってきた。それは、決して部活をやっている子どもや顧問をバカにしていたのではない。本務労働に支障をきたさないことがまず第一だということだ。趣味なんだから、教員の本務労働ではないということ。

 

もちろんボクも部活の顧問を若いころやっていた。体育会系だからね。楽しかったけど、つまらないこともたくさんあった。陸上顧問では、市の大会の運営にかり出され、決勝審判中に居眠りして叱られた。だって、毎日部活指導で疲れていたからね。水泳部の部活は塩素が苦手で水に入ることは少なかった。で、泳げる子どもたちが、ガンガン泳いでいるし、スイミングクラブの指導が優先されるから、べつにぼくでなくてもいいじゃんと、馬鹿馬鹿しくなって、学生時代にやっていたバイトの監視員のが、まだましだなと思った。だが、水泳指導は結構うまいと思っている(自慢?)。

 

サッカーは自分が好きなのでやっていたが、大会でどんどん勝ってしまうと、準決勝とか決勝の試合が土日になるので、できるだけ、勝たないようにしていたのだが、つい勝ってしまい、せっかくの休日に映画も見に行けなくなったので結局気持ち的には中途半端だった。子どもにも、休みたいときはやすめばいいといっていたので、土日は参加しない子どもも結構いた。そうすると、補欠だった他の子が出られるので、喜ばれた。

 

30歳になって、自分の子どもの世話もしなくてはいけないので、部活指導辞めますと言ったら、校長と教頭に引き留められた。でも、「ホント子育てで忙しいので無理です」と言った。すると、子どもたちと親たちが引き留めようと署名運動をやった。それで、校長に、「部活は職務命令だせるのかな」と聞くと、「命令できません」と正しい答えを言うので、辞めた。でも、だからと言って、子どもたちと関係が悪くなることはいっさいなかった。当たり前だけど。ちゃんと授業やってるからね、関係なんて悪くなるわけない。

 

でも、しつこい教頭がサッカー部はどうなるんだと聞くので「趣味なんだからやめればいいじゃないか」と言ったら、わかったと言って休部にした。しばらくすると、他の暇な先生が、子どもを募集しはじめたので、よかったなあと思った。しかも、子どもと保護者に「オカザキ先生は子育てもあるので、遅くまで学校にいられない。だから、部活は中止します」と説明をしてくれた。いい教頭先生だった。

 

部活動は本務外労働なので、勤務時間外勤務の命令は法的に出せない。嫌がるのを無理矢理命令したら、訴訟で勝てるとボクは思っていた。親しくしている、ある校長が「時間内だったら命令できるのかな?」と聞くので、難しいけど、時間内なら命令できるかもしれないと応えた。でも、そうなると、勤務時間終了時刻が来たら終わらねばならないので、そのために、退勤時刻のとき顧問が「あとたのみますね」と言ったら「分かりました、責任を持って管理職で面倒見ます」と言わなくてはならない。「まず、現実的には無理ですよね」ということ。

 

ぼくは、「命令をきちんと出させてから勝負する」という方法をとりたいのだが、今まで、そういって命令を出した校長に出会ったことがない。むろん、命令は文書でも口頭でもいいが、記録されたものでなくてはならない。あとで「そんなこと言ってない」なんてのは困るから。「はい、録音しますから、言ってください」とテープレコーダー(昔ですからね)を出して交渉した。

 

保護者は時間外部活動は違法性が強いということを知らない。だが、私たちは公務員だから、正しい法律は守らなければならない。時間外での部活動の職務命令は超過勤務の限定四項目外で違反になるはず。もちろん習慣的にあるいは継続的になれば、本来は出せないはずの「超過勤務手当」を出さなければならない。むろんそれは給特法上も無理だけどね。

 

この論理は、現実には、ボクの尊敬する先輩である林さんの裁判判示である。そして、確定している。今や教員の超過勤務手当請求裁判には、必ず引用される福田判決です。リアルタイムでぼくはこれに関わったのでよく知っています。

 

部活がやりたくて、超過勤務してもやりたいのなら、最初に言った「節度」(自由な趣味活動)を持ってやってもらえれば、まあいいでしょう。しかし、それが「普通」みたいに主張するのは、ちょっとおかしいし、ましてや部活動顧問を無理矢理させるのは、違法行為をすすめているみたいです。犯罪にもなりかねない。


すくなくとも、部活のせいで、他の会議や打ち合わせ、教材研究が、遅くからしか始められないとすると、それはかなり問題だろう。

 

もちろん、教育論的にも部活はいろいろと問題がある。今回は述べないが、先験的に部活=善という考え方は稚拙です。とりあえず、そんな気がします。

 

保護者でもし部活をやってほしいと思うなら、黙っていないで、教育委員会にもっときちんとした制度的保障をしてもらうよう要求した方がいいように思います。以上終わり。


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