4月7日 土曜日 給食の時間がゆっくりにならなければ…… 「いいこと」の抑圧

  • 2018.04.07 Saturday
  • 13:41

 

 一昨日、亡くなった恩師の奥様と自由すぽーつ研究所所員全員で焼き肉を食べたが、ボクはたくさんは食べられなくなっている。常日頃、「教員の早食い」という癖をやめるようにと同居人に厳しく指導されていたので、じっくりゆっくりと肉をかんでいると、すぐに満腹になってしまう。それ自体は良いことなんだろうと思うが、担任を持って仕事をしていたときは本当に今以上に「教員の早食い」だったなあと思う。

 

 働き方改革とか言ったって、結局は教員のブラック労働は変わらないだろうな。

 

 最近の「ブラック部活動」の話題だって法的には「顧問やめます、やりません」と言えば、あるいは書面で出せば、やめられるのだ。もちろん、人間関係上やめられないという先生も多い。でもね、職員室で「自分を縛る人間関係」を「重要」だとか、優先順位を「優位」にしなければいいんだよね。そうすれば問題はない。……と言っても、「それがなかなかできないんです」ということなんだろうから、偉そうには言えないけど。

 

 経験上言えることは、そんなことで壊れるような人間関係などいらないと思った方がよほど気楽に仕事はできる。褒められたくない人、認められたくない人に、自分が褒められたり認められることほど嫌なことはないのだ。自分が嫌な奴には、自分も嫌がられた方がいい。シンプルでしょ。

 

 ブラック部活をなくす、あるいは軽減するために、文科省や教委から「通達・通知」が出ているようだけれど、本来は現場自身で縮小あるは廃止あるいは適正化するような「現場力」が必要なんだよなと思う。これは幻想でなく原則だと思う。強い部活顧問や偉そうな部活顧問の発言力が強いことが問題なのだ。むろん、今回の文科省などの動きは、現場の問題提起や改善署名などの積み重ねなんだけれど、実は現場ではまだ依然として、部活動について相対化できているわけではない。名古屋も小学校の部活動は廃止の方向性が出て、スポーツ少年団もないところで、どうやって受け皿つくるか……みたいな話が出ていて、若干現場は混乱している。でも、部活問題は中学校の方が本丸なので、そっちはまだ時間がかかるだろう。受け皿考えていたら100年かかる。

 

 自分自身は部活はもともと趣味としか考えていなかったし、いまでもね。自分の健康のためにも部活を適当にやってきたので、帰りがさほど遅くなることもなく負担だと思ったことはなかった。子どもたちも適当に参加してくれてうれしかった。土日はやらなかった。一番大事にしていたのは「チームが強くなるために頑張ること」を押しつけないということだ。楽しくやろう!だけ。自分自身が親になり子育て期間に入ったら、部活顧問を速攻でやめた。

 

 最後の勤務校で、元気な女子がサッカー部を立ち上げるから、その顧問になってほしいと言われたときはかなり迷った。そのときの女子サッカー部は、10人弱で、子どもたちはキャーキャーいいながら週に一日〜三日やっていた。完全なレジャーで。しかも、そのころは、ぼくは見ているだけだった。教えてくれと言われたときだけ教えた(笑)。本務でないことは、子どものためと先生のためとが半々くらいでちょうどいい加減なのだ。

 

 結論的には部活なんかより「教員の早食い」がなくなるくらいの働き方改革が教員には必要だ。ボクは給食の時間に日記を見たり、丸付けしたり、片付け仕事をしたりしていた。だから五分くらいで食べてしまい、子どもが静かに食べているウチにその日にやらなければならないことをした。連絡帳の返事などはその時間か、休み時間しかない。それでも、そういう仕事がない、めずらしいときの給食時間はどうしたか?

 

 子どもとおしゃべりしていた。テレビ番組やおもしろ事件などリアルタイムで楽しい話題で話した。子どもたちもときどき、食べるのも忘れて話に夢中になってとても良い時間だった。だんだん、給食の時間に実務的な仕事するのが馬鹿らしくなったので、早食いはなくならなかったけど、食べた後はできるだけ、「まったりとすごす」ことにした。

 

 低学年のときは、給食の時間に、牛乳びんの丸い紙のふたの裏に油性ペンで可愛い(あるいはおもしろい)子どもの顔を描き「わたしは元気な子」とか「わたしは勉強大好き」「ボクは野球がとくい」などとコメントを入れ、裏に安全ピンをガムテープでとめ、名札の上や横に留めてやった。「ほしい人?」と聞くとみんな手を上げるので、一日に2〜3つ位を作ってやった。一人ひとりみんな違うので、作りながらもおもしろかった。ボロボロになるまでつけている子がいて、気に入ってくれたのがうれしかった。

 

 このふた遊びはけっこういいなあと思って他の先生にも勧めたけど、余計に忙しくなるので「無理ぃ〜」と言われてしまった。根本的に忙しいのは、教える中身が多すぎることにある。持続可能な教育活動と学習活動を考えるべきなのではないか? いいことだからとどんどん詰め込め!というのは、「いいこと」が過剰になれば抑圧になるという原理が理解できないからだろうと思う。

 

 

 

 

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