4月12日(水曜日) 自然の環境に人間は「勝利」できるか?

  • 2017.04.12 Wednesday
  • 13:29

 

今年も、今週末から、小学校で理科を教える。毎年、最初の授業では、自己紹介の後、おもしろい実験やお話をしながら、「科学」とか「理科」は一体何を勉強するんだろうね?と問いながら、しばらく楽しむ。

 

5年生は「天気と雲」、6年生は「燃焼」の学習から始まる。ところが、昨年は、九州で地震が起き、前震や本震が報道され、阪神淡路や東日本とは異なる揺れ方や被害の状況に頭が混乱した。

 

すぐに地震のことを教えるべきだと思い、データやリアルタイムの熊本の状況を知らせながら(熊本日々新聞を一ヶ月購読した)、「地球と自然」というテーマでも授業をした。

 

こうした自然の災害があるたびに自分自身が学習し、それなりにどんどん知識や研究成果を知ることになる。そして、意外と自然というのは分かっていることが少なく、予測や将来のことになると、とんでもなく分からないことばかりである。

 

子どもが「先生、私たちの地域には南海トラフがやってくるって言われていて、おばあちゃんの所には津波も来ますが、防ぐことはできないんですか?」と聞く。こうした素朴すぎる質問が、一番きつい。

 

人間の歴史は、自然との闘いの歴史だと言われるが、なかなか自然に勝利することはできない。なぜなら、自然を破壊することは、人間も破壊されることになるからだ。自然環境の破壊は、人間の自滅行為でもあると歴史は教えてくれる。じゃあ、震災や洪水に「負け続けてもいいのか?」と言われれば、そうはいかないぜ、と断固思う。

 

「自然との調和」というと、聞こえはいいし、のどかな自然ならそれもいい。しかし、自然災害にはどう対応したらいいのかという反問に正解はないだろう。子どもたちと、考えれば考えるほど行き詰まってしまう。

 

いままででも、被災したみなさんにかける言葉が見つからないのだが、自分の経験から言って、子どもたちが元気なうちは、大人だってなんとかなると思っている。もちろん、子どもといっても、自分の家の子どもだけでなく、地域や学校の子どもたちも含めてである。生活の立て直しを、すぐに見通せないとしても、未来に生きる子どもたちのためになら少しは踏ん張れると思うのだ。

 

原発や地震の避難が続いている今、不安で気持ちの落ち着かない子どもたちや、障害のある子どもたちの心細さはいかばかりだろうか。察するにあまりあるけれど、今こそ学校で友だちと笑顔を!と思う。

 

原発を、まだ再稼働しようという、気持も理屈も分からない……というか、輸出までしようという発想は、どう考えても、「どうなっても知らんよ。責任なんか取るつもり無いから」ということなんだとしか思えない。ミサイルとかサリンとか難民排除という他の国を非難できるような日本ではないと思ってしまう。

 

K201605

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