4月5日 ことの重大さをどう伝えるか?

  • 2017.04.04 Tuesday
  • 14:20

 

 ある日、子どもが万引き事件を起こし、親から「どうしたらよいか」と電話があった。担任していた子どもの友達のお母さんだ。しかも、今の勤務校ではない。「なんで、ぼくなんですか?」と聞きたかったが、親はそれどころではない。そうとう焦った感じが受け取れる。

 

 「学校へは電話した?」と聞くと、していないという。お店も、「学校には連絡しません」と言っているらしい。基本的に学校は関係がないのだが、連絡するかしないかは、親が、今度、子どもとどう接するかということにも関係する。信頼できる教師なら、連絡しておいて、今後、気になることがあれば教えてくださいと協力を依頼できる。

 

 とりあえず、子どもを連れて早く謝罪に行くことを薦める。「お金を払えばいいんでしょうか? 警察沙汰になってしまうのでしょうか?」と聞かれたので、いやいやお金だけの問題にしちゃだめだよと話し、警察に通報するかしないかはお店の判断だからねと伝える。話しているうちに、そのお母さんは泣き出し、「こんなはずじゃなかった、一生懸命育てたのに……」と言う。

 

 確かに、今まで何事もなく順調に育ててきたつもりの子どもが、こうした触法行為をすれば、親はびっくりする。情けない気持ちになり、うろたえて、世も終わりかという気分にもなろう。しかし、親としてはここが勝負所だ。親の面子よりも子どものこれからだ。めげてもしょうがない。

 

 うろたえる親を子どもが見て、「悪いことをしてしまった」と思うか、「何、あわててんの」と親を見下すかが一つの分かれ道だ。大抵の子どもには、あまり罪の意識はない。「まずいことやったな」という気持ちはあるだろうが、親が考えるほど「大変なこと」だとは思わないことが多い。だから、ことの重大さを子どもに知らせる必要がある。そのためにも、店の人にきちんと謝らせ、親も謝罪しているところを子どもにも見せなくてはならない。

 

 叱ることももちろん必要だ。しかし、これで終わりではない。二度三度とくり返すこともあるだろうと頭に入れて置かなければならない。一度で止めてくれれば、こんなうれしいことはない。しかし、またやるかも知れないと、ちょっと心の隅に止めておく必要がある。

 

 そして、二度目も、また同じように親子で謝罪をしに行けばいい。「何度言ったらわかるんでしょうか?」と母親が聞くことがあるが、「何度言っても分からないかも知れませんが、でも、何度でも叱り、説諭するべきです」と応えた。子どもは叱られてはじめて、親も怒っているということが徐々に理解できていく。「何度言ったら分かるの!」と言わずに、「何度でも何度でも言うよ」と根気よく付き合うと断言すべきなのです。

 

 でも、こういう困っている親を見て、「日ごろの育て方に問題がある」なんて、偉そうに言う親は、正直私は、苦手である。Ku20162

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